所沢中央RC会長挨拶
本日は、ブドウ狩りまた歴史名所恵林寺、そして最後にこの雄大な景色を望むシャトー勝沼のレストランでの例会場と、いつもながらいろいろな素晴らしいところを案内していただき感謝申し上げます。
先ほどの藤巻会長のお話の中にありましたように、我が所沢中央 RC は今年度前期 12 月をもって解散となります。前年度(仁科年度)において藤巻会長の表敬訪問をしていただいたときは、解散が正式に決まったわけではなかったので、解散のことはお伝えしませんでした。今年度が始まる 3 カ月前、今年度の友好クラブの行事の件で電話連絡があった時に初めて「解散」のことを伝えた時、「エッー」と言ったきりしばらく言葉がありませんでした。電話の向こうで倒れているのかなと思ったほどで、少し時間をおいて「エー・・・」という言葉にならない溜息がもれ、会長の寿命が縮まったのではないかと思いました。いま思いますと、あの時は本当に申し訳ないことをしてしまったと思います。この場を借りて会長にお詫び申し上げます。お詫びのしるしというわけではありませんが、最後の友好クラブの行事となることでもあり、本日は会員の家族で参加できる方にも来ていただき総勢13 名で参加した次第です。友好クラブの歴史をたどれば、創立が 1992 年(平成 4 年)所沢中央が 2 月、甲府シティが 8 月、それから 6 年後の 1998 年(平成 10 年)3 月18 日に両者の友好クラブが締結されています。創立年も同じで、隣接県であり、海なし県でもあるということからお互いに友好クラブを結んだのでしょう。締結から26 年・約四半世紀にわたり友好関係が続いてきたことになります。山梨・甲府は何といっても日本一高い富士山を望み、歴史的にも武田信玄、また近代においては石橋湛山を輩出し、自然豊かで果物産出も豊富な地です。私が初めて参加した油川会長の時、お宝探偵団に出品したという会員の方がいらっしゃって歴史の深さを感じたこともありました。振り返れば、昇仙峡、信玄公祭り、風林火山博、甲州ワイナリー、リニアセンター、ちご狩り、ぶどう狩りなど、自然景観と歴史・文化を堪能させていただきました。一方、我々所沢は最初のうちは県内の場所を案内しましたが、後半は大相撲、宝塚、歌舞伎というように東京の観光地・行事に頼らざるを得ない状態が続きました。
今年 7月に渋沢栄一が肖像画として一万円札に登湯し、これで甲府シティの皆さんに案内出来る埼玉県の観光名所が生まれたという時に、我がクラブの解散となってしまい忸怩たる思いでいっぱいです。当クラブが解散となることで友好クラブがここで途切れてしまうこと、改めてこの場を借りて深くお詫び申し上げます。また四半世紀にわたる永い友好クラブを築いていただいたことに深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。