会長挨拶

会長挨拶

皆さま、こんにちは。一年ぶりですね。わたしくは、只今ご紹介に賜りました、甲府シティロータリークラブ会長の長田でございます。

 山梨福島県人会及び東日本大震災 . 山梨県内避難者と支援者を結ぶ会主催の被災者交流会も今期で 11 回を迎えます。2011年の震災から12 年と 7ヶ月が経過しました。福島県が経験したこの災害は、地震、津波、に加え原子力災害という世界で類を見ない未曾有の複合災害であります。山梨県に避難なさった方の 9 割以上が避難の背景が原発事故にあります。私どものクラブでも 2013 年に福島の被災地に行きましたが、筆舌に尽くし難い思いでした。昨今も原発の処理水の問題で地元漁業者は多大なる被害をうけているようですが、政府というか内閣は原発の中止や廃止は一切考えていないようです。原発がなければ、電力需要に対応出来ないそうですが、なんとか他の方法をお願いしたいものです。

 内閣に設置された組織である復興庁の存続が 10 年延長され、2031 年までと決まりましたが一番の理由は福島第一原発事故への対応が長期化しているからだそうですね。

 福島から山梨に避難してきた方の 7 割以上が住民票を移して、将来山梨に永住することを考えていらっしゃいます。また、子供さんたちも元気に学校に通っている割合も多くなっています。「結ぶ会」の目指すところである、・孤立や対立がないこと・居場所があること・サポートが得られること・役割があることがかなり充足されてきていると、感じます。

 山梨には、原発はありませんが災害はいつ、どのようにやってくるか分かりません。ひとりひとりの災害への備えが必要です。

 簡単ではございますが、一日も早い被災地の復興をお祈りしまして、わたくしの挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。