会長挨拶

会長挨拶

 本日は、週末にもかかわらず、暮らしのよろず相談会へのご参加ありがとうございます。

 この相談会は、ちょうど10年前、山田会長年度に開始された事業です。専門職が細かく分化する社会では、相談者が、自身の悩みをどの専門職に相談すれば良いのか分からない、相談しても特定の専門職のみでは回答に至らないという事態がどうしても起こります。私の専門である法律相談を例にしていえば、建築紛争は建築士から、税務面は税理士から、医療紛争では医師からといった感じで、それぞれの分野の知識を補ってもらうことによってはじめて回答が出せるようになるのです。こうした相談をワンストップの形で実現したい、それが可能なのは様々な職業人が集まったロータリークラブだけであるとの考えから、この事業はスタートしました。

 本日の相談会は、11回目の開催となります。コロナ禍もあり、3年ぶりの開催となりました。久しぶりに開催できましたことをうれしく思います。開催の可否が流動的であり例年ほどの積極的な告知ができなかったことや、図書館が閉館中であることもあり、相談者がどの程度お見えになるか未知数ですが、私は、ロータリーにしかできない素晴らしい事業であり、継続することに意義があると考えています。

 この事業は、2620地区内で年度ごとに1つだけが選ばれる「意義ある業績賞」を受賞した事業です。地区内には75を超えるクラブがありますので、当然、当クラブが受賞したのはこの1回のみです。継続事業とすることを前提の受賞でしたので、その期待に応えられているものと思います。

 また、本日は、あわせて、八ヶ岳SDGsスクールの皆様が、SDGsの啓発活動のために参加いただいています。例会で実施予定であったものの、オンライン開催に変更となったために叶わなかったカードゲームも体験できる機会です。ぜひ、会員の皆様も、空き時間を利用して体験し、楽しんでいただければ幸いです。

 以上、簡単ですが会長挨拶といたします。