奨学生卓話

奨学生卓話

藤森 莉奈さん
 実習で印象に残ったことは、在宅で療養している患者さんの家に訪問する実習で、会話をすることがほとんどできない患者さんを受け持った際の出来事です。初めて言葉を使ってコミュニケーションをとることができない患者さんと接したため、意思を読み取ることが難しかったです。
 しかし、力になりたい、言葉は使えなくても患者さんは他の手段で意思表示しているはずと考え、表情やしぐさに着目して接するようにしました。その結果、訪問最終日、患者さんはパンフレットを渡した際に、「ありがとう」と言って涙を浮かべていました。この経験から、ことば以外にも、表情、仕草など、意思を読み取る手段はあることを実感しました。また、患者さんの力になりたい、意思を尊重したいという気持ちは相手に伝わることを学びました。
 そして、実習期間、アルバイトが3 ヶ月できない状況にありましたが、ロータリーさんの奨学金をいただけたことで、最後まで全力で実習に励むことができました。本当にありがとうございました。また来年、残りの実習が控えているため、その実習を乗り越え、看護師になるという夢を叶えたいと思います。

川本 レイさん
 こんにちは。今回、体調不良で参加できず申し訳ありません。今日はこの1 年間の学びについてお話させて頂きたいと思います。この1 年間は実習を中心に、勉強に専念し、たくさんの経験をし、より自分の看護観や自分の進みたい道について考えることが出来ました。病棟だけでなく、外来や地域医療、福祉についても学ぶ機会を頂き、看護職の幅の広さや必要性を改めて感じ、看護師になるという目標のため、残り1 年頑張ろうと思いました。
 これから、実習で得た学びや気持ちを大切にし、自分の就職活動や、研究、看護師になってからも活かしていきたいです。
 また、国家試験に向けてこれまでの学びや経験をもとに勉強に専念していきたいです。ありがとうございました。

塚田 萌々子さん
 本日は例会への最後の参加の機会にも関わらず、参加できずすみませんでした。今回は米田先生に代読していただきます。
 本日2 月15 日、私は国際保健医療演習という授業にてラオスに滞在しています。ラオスでは、母子保健や低栄養などについての学習をさせていただき、実際に保健指導をするなど現地の団体の方々と国際看護について肌で感じて行きたいと考えております。このように、本奨学金を使用させていただいたことで、演習に行く機会を得ることができました。とても感謝しております。
 そして、今回まで本奨学金を活用させていただきましてありがとうございました。いただいた機会で得た学びは、これから山梨県で就職し貢献していくために、しっかり活かし、これからも学び続けていきたいです。ありがとうございました。