ゲスト卓話
SMBC 日興証券甲府支店FC 課長 宮園悠介
SMBC 日興証券甲府支店FC 課長、宮園悠介と申します。
この度は日本株式市況見通しについて講演させて頂きました。バブル崩壊から30 年経過して日本は米国に経済力の差をつけられましたが、新陳代謝を熟し正常化したため、今後は成長過程に入っていくことが予測されます。
足下の経済情勢は米中貿易協議の行く末が不透明とされていますが、米中貿易摩擦が長期化するものの大きな波乱要因にはならないと見ています。直近の貿易数量や工作機械受注、小売売上高において前年比から低調のため現状の経済情勢は決して良くありませんが、5G 通信サービスの順次開始から電子部品、半導体市況の回復を起点に、企業利益が改善し世界経済に回復の兆しが出ています。
更に大きなトレンドとして、世界的な労働力不足から生産性効率向上のためロボット需要の再浮上、政府の金融緩和継続と財政政策期待、必要性高まる社会インフラ再整備、ESG 投資の必要性から日本株は今後堅調に推移すると思われます。