会員卓話
中込 学
ビジネスにおける身だしなみについて
身だしなみの「身」とは自身のことであり、「嗜む」は見苦しくないように整えるという意味があり、すなわち自身の身なりを整えるという意味になります。私の考えるビジネスにおける身だしなみは相手に不快感を与えない為に服装を整える、またはコーディネートすることだと思っております。よく第一印象が大事と言われますが、ある心理学者が言っています。
「人は初対面の相手を90%は見た目で判断している」
「それも会って数秒のうちに第一印象が決まる」
一度ついた印象はなかなか簡単には変わらないものです。特にビジネスでは、まったく面識のない相手と接する機会も多いため身嗜みを整え第一印象で悪い印象を与えない事は重要だと思います。
注意点
・寝ぐせやフケが無いか?
・きちんと整髪されているか?
・スーツのサイズは合っているか?皺は無いか?
・スラックスの折り目はついているか?
・上着やスラックスのポケットに物を入れ過ぎていないか?
・白い靴下を履いていないか?
・ワイシャツの下に白以外のTシャツなど着てないか?
・靴は磨いているか?
大まかに列挙しましたが最低これを守っていれば良いと思います。びしっと身嗜みを整えているとモチベーションも上がって仕事やデートなんかにも役立つのではないでしょうか?
TPOに合わせる
TPOとはタイム、プレイス、オケージョンの頭文字を取ったもので昔流行ったVANの石津謙介さんが作った和製英語だったと思います。高級レストランやパーティーなどできちんとした服装でないと門前払いされるでしょう。最近ではビジネスでもカジュアル化が進みビジネスにおけるTPOはやや変化しています。
スーツのデザインを知る
まず、着る人を選ばない「シングルスーツ」、フォーマルな印象が強い「ダブルスーツ」、ジャケット、ベスト、スラックスがセットになった「スリーピース」があります。ビジネスにおけるスーツの色はネイビーかチャコールグレーが基本でブラックは避けるなど、基本を押さえておきましょう。
スーツの代表的な3つの柄
・シンプルイズベストの無地
季節感の縛りがなく、濃淡によって表情を変えることができます。
・スタイリッシュなストライプ柄
ピンストライプ、チョークストライプ、ペンシルストライプなどあります。
・カジュアルなチェック柄
無地やストライプに比べると合わせるのが難しくなります。グレンチェックや千烏格子がオススメです。
スーツのオシャレ要素を上げる4つのこと
①まずは自分に合ったサイズ感
②美しいシルエットが重要!パンツの裾をチェック
③ スーツの色柄に合ったVゾーンを意識する(シャツとネククイの組み合わせ)
④ 小物をプラスするだけで一気にオシャレに。
ポケットチーフやカフスボタンをさりげなくしてみましょう!
以上簡単に説明しましたが他にも沢山コーディネイトについてお話ししたいことがありますが紙面の関係上これにて失礼いたします。別の機会があればお話しさせて頂きたいと思います。