会長挨拶

会長挨拶

 田村ガバナー補佐ようこそおいでいただきました。後ほどお話をいただきますが、よろしくお願いいたします。

 今日は 4 つのテストについてお話したいと思います。

 4 つのテストは、今から60年以上も前、ハーバートJ テーラーが草案しました。この方は卓越したセールスマンで、人の上に立つ人物でした。

 信仰心の厚いテーラーは、大恐慌下の沈滞ムードを払拭する手段として、社員たちに倫理的価値観の目安となる簡潔な指針を提供することが重要と考え、神の啓示を求めて祈りを捧げ、4つのテストをまとめました。

 1942年に国際ロータリーの理事のシカゴのリチャードベナ氏がロータリーにこのテストを取り入れるべきと提案し、職業奉仕の構成要素となり、今日では、4大奉仕部門のすべての不可欠要素となりました。

 クラブの具体的行動指針において「内から外へ」と掲げましたが、世の中を良くするための前提として4 つのテストを身に着け、ロータリアンが変わっていくことが重要だと思います。

 具体的に4つのテストですが、1真実かどうか。これが一番重要でありすべての始まりだと思います。「正見」という言葉がありますが、仏教の教えの中でもこれが一
番重要です。

 真実が解れば、自然と2番目のみんなに公平か、みんなに公平に言葉を発し、行動できると思います。

 そして、自我を捨て自分さえよければという気持ちをなくし、他人を大切にすれば、自然と好意と友情が深まると思います。

 最後、真実を見極め自我を捨てて奉仕活動をすればみんなの為になり、世の中ため人のためになり、最終的に世の中を良くすることができると思います。

 4つのテストで皆さんが忘れがちなのが、4つのテストの冒頭にある「言行はこれに照らしてから」ということです。

 特に、会員の皆様に実践していただきたいのが、4つのテストに基づいた発言することです。DEI の行動規範中にも、「他者を尊重する言葉を使う」とあります。

 嘘をついたり、人を陥れるために、話を作ることはもちろんのこと、一時的な感情に任せて発言する。こんなことをしていてはロータリアン失格です。「正語」という
言葉があります。これは、素直な心で相手の立場になって語ること、常に調和のある言葉を心がけることです。

 幡野会員は、この「4 つのテスト」を会社中に掲げ、社員皆様に理解してもらうようにしているとのことです。

 藤巻年度が始まって間もない時ですが、すでに、あの人とウマが合わないという話がでてきているようです。

 ぜひ、4つのテストに照らし合わせて言葉を正すともに、思いやりの気持ちを持って、人に接して欲しいと思います。ぜひ、力を合わせて、世の中をいきましょう。
よろしくお願いいたします。