2009~2010年度
ガバナー 飯田祥雄
ガバナー 飯田祥雄
ガバナーとは
ガバナーは理事会の一般的な指揮、監督の下に職務を行うその地区におけるRIの役員である。
地区内のクラブの管理は、ガバナーの直接監督下に置かれる。
ガバナーは地区内のクラブに対する指導および監督を行うことで、ロータリーの綱領を推進する任務を課せられている。
ガバナーは、地区内のクラブを啓発し、意欲を与え、地区内に継続性を確保するものとする。
可能な限り最適の候補者を得るために、ガバナーは、所管地区内のクラブからガバナーにふさわしい候補者を推薦するよう要請するものとする。
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多忙な1ヶ月
4月末から5月の1ヶ月は、次年度に向けての地区協議会と周年記念式典並びに、年度末の諸行事で大忙しでした。
4月20日(火)の午後は藤枝RCの企画・運営により、静岡産業大学情報部の学生さん達に「冠講座」としてロータリークラブの職業観を語る機会に恵まれました。一昨年の道部 秉PGと昨年の牧田静二PGが道を開いて下されたものです。今年は2009年の地区大会に大阪から来て下さったRI会長代理 菅生 浩三様のロータリーの綱領の講義を頂戴して2時間ほど100人を超えた人達に語りました。
4月25日(日)はグランドホテル浜松で地区協議会が盛大に開かれました。本会議に引続いての分科会、そしてまとめの全体会議と7月からの中山年度の態勢が整いました。
4月28日(水)には、南アルプスRCの創立45周年の式典が盛大に行われました。南アルプス市は甲府盆地の水を集める釜無川、笛吹川、芦川が集る要に当り沢山の遺跡と寺院が立地しています。記念講演として山梨学院大学付属高校サッカー部総監督の横森巧様の話を聞きました。
4月29日(水・祝)は長泉の(財)米山梅吉記念館の春季例祭でした。この日は渡邉脩助理事長(PG)、三枝德造米山梅吉記念委員長、遠藤日出夫長泉町長、中山正邦GE、板橋敏雄R米山記念奨学会理事長、植田新田郎東京RC会長、米山家の米山むつき様、西原重夫長泉RC会長をはじめ、大勢の地区外のロータリアンの参加があり講堂にいっぱいでした。特に、多田 宏第2580地区ガバナーと山﨑 勝第2720地区ガバナーのご出席にはおおいに感謝しています。記念講演は裾野市 深良地区郷土資料館の小林秀年様の「深良用水(箱根用水)について」で、記念館にある米山梅吉氏の句碑の「いさかひもなき漫々の青田かな」の基が説明されました。
5月9日(日)には、同(財)米山梅吉記念館で今年度に採用された奨学生のオリエンテーションとカウンセラーとなったロータリアンの研修会がありました。勝山國太郎PG、坂本茂晴R米山記念奨学会委員長、太田隆久R米山記念奨学会副委員長のほか、渡邉富夫R米山記念奨学会委員、小野 毅R米山記念奨学会委員、遠藤一郎R米山記念奨学会委員、富田 明R米山記念奨学会委員の地区委員が多忙な1日を過しました。
また、5月9日(日)同日には、GSEで台湾のD3490に派遣したグループ(近藤リーダーほか3名)が帰国しました。台湾での一ヶ月の事のあれこれと、富士宮RCの前島正容会長から紹介された老人施設の玉蘭荘のことなど報告を聞く日が楽しみです。
5月12日(水)には、(財)米山梅吉記念館で長泉RCの25周年記念式典がありました。この日は北海道の千歳セントラルRCから大勢のロータリアンやローターアクト達がバスで参加されるなど格別の盛り上がりでした。米山梅吉記念館旧館を改装して、新に開館した「こども図書館」は地域に開かれた米山文庫として紹介され正式に運用を開始しました。遠藤日出夫長泉町長、神戸政孝長泉町区長会長、山下徳重上土狩区長の来賓祝辞に続いて、区長、老人会長、隣組の方々、子供会会長のほか20名の長泉北幼稚園児による「くす玉開花式」がありました。
5月15日(土)には、第2620地区の11分区の仕上げIMとなった。山梨第3分区のIMが藤森辰夫G補佐を中心とする北杜RCのホストによって盛大に開催されました。IMの次第の中心は各クラブによる研修発表でした。内容は、甲府北RC=青少年交換事業について、土橋幹夫青少年交換委員会委員(08-09年青少年交換学生 土橋一友君、09-10年受入青少年交換奨学生 アン・クレアさんの発表)韮崎RC=継続は力なり、三枝登久夫会員の発表。山梨中央RC=私の観た日本、山静学友 黄 涛さんの発表。甲斐シティーRC=クラブ活動について、田中寿雄会員の発表。甲府城北RC=地域奉仕プロジェクト10年の歩み、須藤信自会員の発表。北杜RC=青少年育成の継続事業、千野秀一会員の発表。これは他の分区のIMでは見なかった新しい工夫による企画で大変感動しました。式典の終わりには、山梨県立北杜高等学校吹奏楽部による楽器演奏でしたが、北杜RCの地域に深く一体となった活動の様子を知ることができました。会場を北杜市長坂コミュニティ・ステーションから魚覚に移した懇親会には、藤森辰夫G補佐も登場する山梨マジッククラブによるアマチュア・マジックショーが楽しいひと時を作り出しました。
5月23日(日)には、グランドホテル浜松で中山正邦GEの所属する浜松南RCの創立45周年の式典が盛大に開催されました。第2620地区の各クラブのほか第2600地区の飯田RCからも会長、幹事の出席があり活動の広さを知ることができましたし、芸妓連三味線演奏やフラメンコとアトラクションの多彩さが、経済力を見せていました。しかし、何といっても圧巻は、閉会直前の中山正邦GEによる次年度にむけての決意表明でした。
何とも多忙な30日でした。
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記念事業の1ヶ月
いよいよ、次年度への引き継ぎがあわただしくなってきました。
RIからは黒田RI理事を中心にした1.2.3の各ゾーンの指導者の皆様による各種の研修会が企画され、5月末から6月初めに東京での開催が通知されて来ました。私にはRIが少し慌てている様に思われて少し不安に感じていますが、内容を13号のG月信では報告できると思っています。
3月27日~28日には、厚木市立七沢自然ふれあいセンターでRI第2780地区と合同のインターアクトの一泊研修会がありました。
奥津光弘ガバナーをはじめRI第2780地区の新世代委員会の皆様に感謝しています。4月4日の昼、山梨市民会館で山梨RCの創立40周年の記念例会が行われ、その日の午後には同じ場所で山梨第1分区のIMが山梨RCのホストにより開催されました。
地域に密着した山梨RCの活動が新市庁舎駐車場に時計塔の移設や市内小中学校生徒の読書感想文の優秀者表彰となり、又自然と市民達との豊かな触れ合いの場である乙女高原についての植原彰先生による「自然観察から始まる自然保護」の講話で発表されました。
4月9日夕、ホテルセンチュリー静岡で、台湾の第3490地区に出発するGSEの人達を見送る会が開かれました。台北には、富士宮RCが長く交流している日系老夫人達を支援する現地の組織「玉蘭荘」があり、そちらとの交流報告も楽しみです。
4月11日昼には、市川大門RCのホストにより、山梨第2分区のIMが開かれました。市川三郷町は甲府盆地南部の歴史豊かな地域であり、製紙業、花火製造、印章製造の特色ある地域の産業が栄えています。そのご縁で今回は、佐野弘和先生に「文字の歴史」の講義をお願いし、参加者には篆刻の実習をしてもらいました。
4月11日の夕には、新富士RCの創立20周年の記念例会が開かれました。豊かな経済力に恵まれた地域でロータリー活動を展開しており、富士っ子トライアスロン大会、おきがる無料相談、サイエンスプロジェクトin Fuji、カンボジアの子供たちに自転車贈呈事業など多彩な活動が報告され、近隣クラブのロータリアンの協力も得ている事もみごとと感じました。記念誌の全会員のコメント集も素晴らしいものでした。私からは、この有意義の活動の継続のために、ぜひ増強を進めてとお願いしました。
4月17日昼には、山梨県では最古最大の甲府RCの創立60周年の記念例会が開かれました。300人を超えるクラブ関係者に加えて大勢の来賓や招待者並にオーストラリアや富山の姉妹RCからの参加もあり盛大な会でした。甲府駅北口に植樹や水飲場を甲府市へ寄贈したり、全会員がポール・ハリス・フェロー達成と全会員が財団の友達成に加えて、甲府RC基金を設立して、山梨英和中学校・高等学校、やまなしライフサポート並に山梨少年友の会の表彰など多彩な記念事業が発表されました。
4月18日夕には、掛川グリーンRCの創立15周年記念例会が開かれました。15年の歩みに一貫して青少年交換事業を育て来た事を平野正俊青少年交換小委員会委員(前委員長)から報告したのに続いて、米国(1年間)から帰国したばかりの渡辺美咲さんが紹介し、出発を目前にした石野靖子さんは抱負を発表しました。
加えて、㈶ロータリー米山記念奨学会、㈶米山梅吉記念館並に特定非営利活動法人掛川市民オーケストラ協会に対する寄付の報告もあり、賑やかなひとときでした。
このような状況で、誠に楽しく、多忙な1ヶ月でした。
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IMから周年記念に向かう
3月になると、気候の変化が著しくなり、吹く風にふと春だと感ずることができます。
2月7日に静岡第1分区のIMで伊東に伺った時は、満開の河津桜に驚き、楽しませて頂きましたが、3月頃には甲府でも桜が咲き、地面も柔らかくなり正に春がやってきます。
3月21日に開催された山梨第4分区のIMでは、会場となった富士吉田市、人材開発センター富士研修所の晴天の下で、まじかに白く輝く富士山の雄大な雪の斜面と梅花に悦びました。
2月27日の静岡第7分区の「炭は地球を救う」と題した浜名湖浄化プロジェクトの発表では、浜松市立平山小学校4年生の学習劇を楽しみながら生徒達や家庭の浜名湖浄化に関する期待の強さを感じました。又、群馬工業高等専門学校 物質工学科 特命教授小島昭(工学博士)先生から、この淡水浄化は、日本で第1の成功の実績であり、今全世界にも広がりつつあるとの報告を聞いて、大いに感動しました。
私の希望としては、浜名湖に接するテリトリーを持つ各クラブが1ヶ所づつを選んで、パイロット浄化設備を設けて、この方法の良さを地域に示し、国際ロータリー第2620地区西部の社会奉仕活動に育てたいと思います。
又、3月7日の静岡第5分区の大井神社の宮美殿で開かれたIMも素晴らしい講演会でした。RI第2700地区のPG廣畑富雄医学博士の著書と同じ「ロータリーの心と原点」と題した講演は、廣畑富雄様ご夫婦の暖かいお人柄と共に私達に大きな感動を与えて下さいました。私は、ご著書をもう一度読み正して居ります。
3月21日の山梨第4分区のIMは、富士吉田市、富士山麓の樹海の内に立地する環境省富士五湖自然保護官事務所の木村元様から富士山の環境保全についてお話を聞きました。地域にあって大切な基礎的なご努力を続ける方のお話は有意義でした。
この後IMは、4月4日、山梨第1分区のIMが山梨市で、4月11日、山梨第2分区のIMが市川三郷町で、5月15日、山梨第3分区のIMが北杜市で各々開催されます。そして11のIMが完了です。
一方、4月、5月、6月は周年記念式典の季節となります。今年度は、80クラブの内15クラブの周年記念式典が予定されて居り、この期間に12の式典が集中します。
ガバナーや地区幹事にとって多忙な時が続きますが、各クラブの皆様が蓄積された業績を聞き、友人になる事を楽しみたいと思っています。
各クラブの皆様、大いに腕を振って下さい。
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IMの季節
2月になると各分区では競ってインターシティーミーティングが開催されます。
2月6日は静岡第4分区で「開港後の富士山静岡空港の状況」と題して記念講演があり ました。
2月7日は静岡第1分区で「元気ださっしえーロータリアン」のテーマの下、元気の出る講演がありました。
2月11日は静岡第3分区で「天職を護ろう−江戸落語を通して職業を考える」と題して、柳家小満ん師匠の落語2題の記念講演でした。
2月13日は静岡第6分区で「幸せのおすそ分けおぎゃー献金」と題して、「生まれてくる全ての赤ちゃんに幸せを」との記念講演でした。
2月14日は静岡第2分区で、RI公共イメージ支援グループ第2ゾーンコーディネーターの司葉子さんの「奉仕と私」と題しての記念講演がありました。
2月27日には、静岡第7分区で浜名湖浄化プロジェクトに関して「炭は地球を救う」と題した講演と「守ろう“ひなぶ”の自然」と題して浜松市立平山小学校4年生の学習発表とがあります。
3月7日には静岡第5分区でRI第2700地区のPG廣畑富雄氏の「ロータリーの心と原点」と題した講演があります。
どの講演もみな、楽しく有意義で会員の皆様に聞いてほしい内容です。
講演のあとは、楽しく賑やかな懇親会があり打上げは、いつもの手に手つないでの大合唱です。参加者が皆で平等にロータリーを楽しむ、貴重なひとときです。
このあと、山梨の4つの分区のIMや14ヶ所のクラブの周年記念行事など春のロータリーの祭りが続きます。皆で楽しみたいと思います。
一方、中山正邦GEを中心として、次年度のための準備も着々と進行します。
2月21日は地区チーム研修セミナー。
3月14日は会長(幹事)エレクト研修セミナー(PETS)。
4月25日は地区協議会と続きます。会員各位のご参加を期待します。
ところで、3月は識字率向上月間です。日本には文盲など居ないから、「それ故の悲劇や不幸など関係ない」との感想も聞きますが、「もう少し上手な言葉の使い手になった方が幸せではないか」との反省を思う事もあります。皆様は如何でしょうか。
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クラブの解散をどう防止するか
中山正邦GEご夫妻は、1月17日から11日間の予定で米国サンディエゴの国際協議会に参加されて7月からガバナーに就任する為の条件を整えられます。全世界のロータリーは次年度の準備に全力で走り始めました。
一方、昨年11月7日~8日の地区大会も皆様のご支援のお蔭で無事終了して安心していた私は思い掛けない難題に直面しました。
それは、期末の6月をもって解散するクラブが有るから何とか思い止まらせたいとの話です。たしかに当地区には高齢化と少人数化のダブルパンチで存続に困難を感じているクラブが複数あるらしい事は私も知っています。
その上、昨年6月に私は峡東RCの解散防止に努力しましたけれど失敗した前歴があります。今度は何とかクラブを存続させたいのです。東京付近では、この様な場合、クラブの合併によって会員の減少を防止すると聞きます。
しかし当地区では、隣接クラブの例会場は離れているので、合併後円滑なクラブ運営が困難なのです。困りました。そして思い付いたのは、地区3200余名の会員の知恵と行動力に助けを求めることです。
このクラブ解散の問題を当該クラブだけの事とせず、同一分区内のクラブの共通の悩みとする事、又は、親クラブと子クラブ等の親しいクラブの間の心配事として一緒に解決を求める訳には行かぬだろうか、と思いました。
解散を考えなければならない状況のクラブには、高齢化や少人数化といった困難な事情がありますが、単位クラブ内だけで解決するのは困難だと思います。近隣や親しいクラブの人達と話し合う事は、きっと良い解決の糸口が見えるのではないかと思います。
隣のクラブからの女性会員や若い会員が協力して例会時刻や内容に変化を加えるとこにより、新しい会員を勧誘するとか、周囲のクラブの皆さんが当該クラブに新会員を紹介するとか、クラブの細則の変更を実行して、若い会員に会費の特例を与えて入会を誘うとか、いろいろの方策があると思います。
これから各分区では、IMの開催が目白押しです。又、14のクラブが周年事業を盛大に企画しています。ひとつのクラブの内だけでなく身近のクラブのロータリアンと話し合う機会が最も多い時期です。
今、この時を利用して特別な増強を推進して、解散しそうなクラブを救う事を2620地区の全域に呼び掛けます。
2月は世界理解月間ですが、千里の道も一歩からと云います。まず、身近なロータリアンの友との交わりを築くことが、遠くの友を呼び寄せるエネルギーとなる様に私は思いますが、如何でしょうか。
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下半期活動にむけて
国際ロータリー第2620地区の皆様、年度前半のご協力誠に有難うございました。
お蔭様にて、7月~10月の80クラブへの公式訪問も、11月7日~8日の地区大会も無事、有意義に終わることが出来まして、心から感謝を申し上げます。
過日は、本年度第3回目の地区諮問委員会を中山正邦ガバナーエレクトの関係の方々のご協力により浜松で開催しました。そのあと、中山正邦ガバナーエレクトを米国サンディエゴで開催される国際協議会に送る壮行会を開くこともできました。
いよいよ次年度にむけての動きも本格化しました。この時に当り、私が一番心配なのは、当地区の会員数が年末から年度末にかけて、どの様に推移するかという事です。
地区内の社会の状況、特に経済事情には、増々厳しいものがあるとお聞きするにつけ、7月から10月にかけて各クラブの会長・幹事の方々と話合った時に「会員の維持、退会防止にとって、会費や地区資金など、会員の経済負担の軽減が重要なテーマである」とのご指摘が多く聞かれた事を思い出します。
この事に関係して、過日の地区諮問委員会では渡邉守人PGのご指導に従って、2007年手続要覧P12に記載されているロータリー章典5.040.2「若年層の会員」の内容が呈示され、その重要性が確認されました。全文は末尾に記載しますが、要点は下記3項であると思います。
- クラブは、年齢35歳未満の会員の会費と入会金を免除することができる。この免除の意味は、必ずしも金額でなく一部を理解した方が受け入れられ易いであろうとの意見が大勢でした。
- クラブは、年齢35歳未満の会員の地区会費(地区資金、地区協議会や地区大会の参加者負担金など)を負担することができる。
- 地区は、地区協議会あるいは地区大会の決定により、年齢35歳未満の会員の地区人頭負担金(②の地区会費と同じ内容と理解できる)を減額することができる。
上記①と②は、各クラブの決断によりクラブ細則の変更によって、直ちに実施できますから、地区内の増強活動にとって強力な手法となる可能性があります。
又③は、2010年4月の地区協議会で決議すれば、7月からの中山年度の運営と増強に有効な手法となりましょう。
又この事は、地区内で低迷傾向にあると心配される、ローターアクトクラブの活動による、若い人達へのロータリーの理念の浸透の鈍化に関して「有為の人材を直接ロータリー会員に迎え入れて、ロータリークラブの活動を経験してもらい、将来のリーダーを育成する手法として非常に有効であろう」と、すでに各方面からいただいているご意見に応えることにもなり、ぜひ推進したい事と考えています。
一方この話題に関連して「地区内では、いくつかのクラブがすでに会費引き下げを断行した」との報告もありました。貴方も貴方のクラブでも、ぜひ検討課題にとり上げて下さい。これで年度末(2010年6月末)の会員数純増の達成は間違いなしと思います。
Make dream Real です。
正に The Future of Rotary Is in Your Hands です。
2007年2月 ロータリー章典 第5条会員の種類と新会員より
5.040.2 若年層の会員
クラブは、会員資格を備えた元ローターアクターやその他の若年層の会員候補者を探し出すべきである。
クラブは、事業および専門職務において責任ある地位に就く増えつつある若い人々にとって、入会への関心を高める方法を見出すべきである。
クラブは、年齢35歳未満の会員の会費と入会金を免除することができる。
さらに、クラブはこの年齢層の新会員のために地区会費を負担することができ、また地区は、地区協議会あるいは地区大会での決定により、この年齢層の新会員の地区人頭賦課金を減額することができる
(2004年11月理事会会合、決定59号)
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公式訪問のこと ―その3―
9月の後半からは、山梨県内のロータリークラブの訪問も始まりました。
甲府西、韮崎、御殿場、伊東西、伊東、甲府、甲斐、熱海南、網代多賀、山梨、
甲斐シティー、市川大門、身延、三島西、せせらぎ三島、都留、大月、鰍沢青柳、
富士吉田、山中湖、富士吉田西、河口湖、沼津北、沼津西、北杜、塩山、駿河、
石和、南アルプス、山梨中央、清水中央、甲府東、甲府南、甲府城北、甲府北
以上35クラブの公式訪問を10月28日の昼で完了して、同じ日の夕方には、所属する甲府シティロータリークラブに公式訪問完了の報告をします。この仕上げは記憶を整理し、体調を整えて11月7日、8日の地区大会で報告したいと思っています。
7月末から10月末までの真夏の80クラブの行脚は、ガバナー事務所を挙げての大事業でした。各クラブの資料を読んで訪問時の挨拶の事ばかりに気を取られる私を会長・幹事会の時間までに連れて行ってくれる人達、地区大会の準備や連絡に追われる人達など、甲府シティロータリークラブ全員による支援に感謝しています。お陰様で、私には「これは百日の行だね」と駄洒落を言う余裕が生れ、健康維持も達成しました。
この「百日の行」では各ロータリークラブの皆様から盛大な歓迎を戴き沢山の楽しい思い出を残す事が出来ました。誠に有難うございました。
今まで私は、RI2620地区の事を単純にひとつの地域と思っていましたが、静岡県には、西、中、中東、東、極東と微妙な変化があること、山梨にも盆地西、盆地東、郡内と各々特色のある事に気づくことができ、故郷への愛着を一層深めることができました。
あれもこれも貴重な体験、思い出の百日間でした。
感謝!!
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公式訪問のこと ―その2―
8月11日火曜日15番目の公式訪問の浜名湖RCは遠いので、早朝に起床してテレビの気象情報を見ることにしました。
台風9号による強い雨が静岡県東部に降って居り、途中の安全が心配されたのです。そこに、ドシンと久し振りの強い地震が来ました。テレビは直ちに、地震速報に切変り震度6弱、震源は、駿河湾西部、地震の規模からして東海地震ではないとのことでしたので、折笠地区副幹事の運転で出発することにしました。
いつもの通り、朝霧高原経由のコースを走り始めましたが、道中の危険性が倍増しているとの判断から道路を変更しました。中央道を西に走り、多治見市から東海環状自動車道で、豊田市に至り岡崎、豊川を経て三ヶ日に行くことにしたのです。この変更は正しかった様です。豊川市付近では、東名道から下った自動車がいっぱいで国道が渋滞して大変でしたが、5時間の走行で三ヶ日に到着して浜名湖RCの皆様の歓迎を受け、美しい湖面を眺めながら水質浄化の苦労話などを聞くことができました。
翌日の浜松市から藤枝市への移動も、高速道の通行止めによる大渋滞の影響を受けましたが、藤枝南RCと藤枝RCの公式訪問を果たすことができました。
「地震と台風9号の影響はなし」で幸運でした。
その後は榛南、島田、静岡西、静岡東、沼津、沼津柿田川、富士宮、富士宮西、
今回、報告した静岡県の30のロータリークラブでも、女性会員の積極参加は特筆できると感じました。静岡西RCの鈴木礼子会長、三島RCの2人の理事委員長と会計並びに副幹事を含む7人の女性会員、パワー浜松RCの委員長1人直前委員長2人を含む7人の女性会員など、何もなく女性会員が何人在籍などと話題にならない時が来ると思われました。
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公式訪問のこと ―その1―
7月27日夕の牧田静二直前ガバナーの在籍される静岡RCの訪問を出発点にして、地区内のロータリークラブをガバナーとして公式に訪問させて頂く活動を始めました。
静岡、静岡北、清水西、吉原、静岡日本平、浜北伎倍、浜北、浜松、
磐田、磐田トンボの里、掛川、掛川グリーン、袋井、浜松東と進んで8月7日(金)までに14クラブ(17.5%)の皆様と会うことができました。
各クラブがガバナー補佐を通して提出して下された資料を拝見すると、会員数20人~100人の安定したクラブ運営がされている様子です。
しかし、磐田トンボの里RCでは25人の会員から、女性1人を含む12人の退会が発生して、現在13人との報告があり驚きました。
もっとも、「2010年6月30日までには18人に増強する」との注意を示しているので安心をし期待もしています。
14クラブの内、女性会員の姿が見えない静岡、磐田、袋井、浜松東の4クラブには、創立時6名の女性会員が有し現在7名に至るまでの間、その中から3名の女性会長、1名の女性幹事が記録されている、私の所属する甲府シティRCの例をお話しました。女性会員を増員して、クラブの運営の発展にもっと参加して頂いたら如何ですかと提案しました。
また、会員の年齢構成が高齢に傾き始めているクラブには若い会員を増やすため、青年会議所からの卒業生、地域の小中学校のPTA役員経験者等に呼び掛けてみるのも提案しました。
訪問したクラブの会長様のお話で「職業上でも、人間的にも、世評の良い人達の集まりであるロータリークラブは、私達の宝の山なのだ」という意味を知りました。平易で理解しやすい職業奉仕を奨める言葉だと感じます。
私達は所属クラブの会員増強によって、友人をロータリークラブという宝の山に案内し、この山の宝を手にするよう導くという奉仕活動も大切なのだと気付きます。ご精進をご期待しています。
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バーミンガム世界大会
6月21日(日)の開会式の午後の部の入場予約を得て、牧田Gご夫妻、甲府クラブの田中会長ご夫妻と秋山幹事、所属クラブの三澤国際奉仕委員長(団長)、河村幹事、隈部会員、山本会員、幡野会員、斉藤さんと私達夫婦の13人で、英国バーミンガムの世界大会に出席し、65クラブから託された議決権を登録することができました。
この小旅行は、往復の飛行機2日、ロンドン2日、バーミンガム2日、湖水地方2日の計8日間です。
21日早朝の日本人朝食会は田中作治大会実行委員長や小沢理事、黒田理事エレクトのほかRI役員多数出席の下、我々日本人参加者約1, 000名が心意気を表しました。
2620地区からの参加者30余名は静岡から持参した特製の祭りはんてんを着て気勢を挙げました。
英国では、ロータリークラブの世界大会を派手に騒いで迎えて居る様子は無くて、私達は夏のバカンスに溶け込むことができました。
噛み切れない肉料理、小さく貧相なリンゴやみかん等15年前と余り変わらない英国と変化の著しい日本を比較せずには居られません。運河、鉄道、高速自動車道と一般道の徹底した信号機の省略とロータリーの活用に、社会基盤の充実を強く印象付けられました。
この国の人だから、職業奉仕の重要性を語る勇気があったのだ、と思いました。
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明るく、元気の良いロータリーを心掛けましょう
私達が迎えようとしている一年間は、厳しさを増す経済状況や新型インフルエンザの広がりなど心配事の多い時になると思われます。
しかしこの厳しさの下にあっても私達は元気で明るい社会人でありたいと思います。私達は、ロータリークラブの発生と発展の歴史を振り返り、四つのテストや職業宣言を読み返すとき、牧田静二直前ガバナーの「ロータリークラブは状況が厳しくなればなるほどその真価を発揮する」との言葉に頷くことができます。
倫理的規範や道徳的規準に忠実に職業活動に精を出し、家族や仲間の安定を確保することができるならば、必ずや、私達の人生はより充実し、その生活は明るく、元気なものになるだろうと思います。
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RIのテーマと職業奉仕の重視
2009~2010年度のRIの会長は、スコットランド出身のジョン・ケニー氏で、その発表した次年度のRIテーマは
「THE FUTURE OF ROTARY IS IN YOUR HANDS」
「ロータリーの未来はあなたの手の中に」
そして「これからのロータリーの方向は会員の皆様の希望することや実行する事柄によって決定される。だから国際ロータリーの構成単位である各ロータリークラブはその自由意思に基づいて、責任をもって活発に行動してほしい」と述べられました。
そして2009年1月の国際協議会で講義された14項目のなかに、「ロータリー独特の職業奉仕への取組みを強調する」という1項目を据えました。
昨年は自分達を世界最大の奉仕集団と位置付けていた国際ロータリーが今回の大恐慌の嵐のなかで、ロータリー活動の原点である職業奉仕の理念に立ち戻りました。心強いことと思っています。
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会長の最強調事項=ポリオ・プラス
2009年1月の国際協議会にはビル・ゲイツ財団の理事長が出席して昨年度のポリオ・プラスに対する補助金1億ドルにあと2億5千5百万ドルを追加すると表明しました。これに応えて国際ロータリーは「1億ドルのチャレンジ」を「2億ドルのチャレンジ」にレベル・アップしたいと理事会決定しました。
「各クラブ1,000ドル×3年」の目標を「各クラブ2,000ドル×3年」に増額するよう求めたのです。
これに対し牧田静二直前ガバナー、中山正邦ガバナーエレクト、曽根眞人財団委員長と相談して当地区の対応目標は牧田年度に開始した「会員1人当23ドル×3年」を継続し、不足額はDDFの未使用残等の活用によって処理することとしました。これは中山年度までの3年が関係します。ご理解下さい。
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会長強調事項=「保健と飢餓」「水」「識字率の向上」
会長強調事項は前年度継続です。国際的な成果を徹底させたいとの思いに基く長期計画であり、意味のある事だと思います。国外のロータリークラブとの協調の継続ができます。
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職業奉仕=VOCATIONAL SERVICEを確認しましょう
現在RIが推奨しているCLP=CLUB LEADERSHIP PLANの枠組には職業奉仕が脱落しているとの指摘があります。ロータリークラブの基本理念である職業奉仕=VOCATIONAL SERVICEに関する記載を各クラブの規約において確認すると同時に会長、パスト会長、クラブ研修委員等による会員に対する説明や呼び掛けを繰返し実行しましょう。
2008~2009年度牧田 静二ガバナーに感謝ガバナー 飯田 祥雄国際ロータリー第2620 地区2008 ~ 2009 年度牧田静二ガバナー誠に有難うございました。ご担当戴いた一年間のご苦労に心から感謝を申し上げます。
牧田ガバナーは、ガバナーエレクトとして、担当年度の準備を進められた2007年の秋から、その重要性を強く認識され、各委員会の構成等早期に対策を進める上で、お気付きの事項を私共にも詳細にご伝達して下さいました。お陰様で、国際協議会に始まりガバナー補佐研修会、地区チーム研修セミナー、PETS、地区協議会をとどこおりなく、終える事ができました。
この示唆に富むご配慮は、静岡・山梨両県で構成する第2620地区の一体化を深め、ロータリークラブの繁栄を願う牧田ガバナーの強いご意志のあらわれと感謝しつつ、中山正邦ガバナーエレクト、積惟貞ガバナーノミニーに確実に伝えてゆかねばならないと思っております。
また牧田静二ガバナーは、厳しい社会状勢の下で、進行する会員減少を強くご心配され、会員増強と新会員研修を強力に実行されて、会員数純増の輝かしい成果を挙げられました。実に素晴らしい一年間であったと尊敬いたしております。この情熱と行動力を私達も継承しなければならないと決意しております。
そしてこの強力な機関車、牧田静二ガバナーの担当年度を支え、大きな成果を挙げられた、伊藤恒道地区幹事及びスタッフの皆様に感謝と尊敬の誠を捧げます。
ロータリーの未来はあなたの手の中に
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