会長挨拶

会長挨拶

 最近の社会に目を向けますと、国内外ともに大きな変化の中にあることを実感いたします。技術の進化、働き方の変化、そして地域社会の在り方も、ここ数年で大きく様変わりしてまいりました。特にデジタル化や AI の進展により、私たちの生活やビジネスは便利になる一方で、「人と人とのつながりの価値」が、あらためて見直されているように感じております。このような時代だからこそ、顔を合わせて語り合い、信頼関係を築き、地域のために行動するロータリークラブの存在意義は、ますます高まっているのではないでしょうか。

 さて、本日は「周年」というテーマについてお話しさせていただきます。ロータリーにおける周年とは、単なる年数ではなく、先輩方が積み重ねてこられた歴史と信用、そして奉仕の実績そのものであります。私たち甲府シティロータリークラブも、これまで多くの方々のご尽力により、地域に根差した活動を続けてまいりました。例会の一つひとつ、事業の一つひとつが、今日のクラブを支えております。

 そして、いよいよ次年度、当クラブは創立 35 周年という大きな節目を迎えます。35 年という年月の中で、社会は大きく変化してきましたが、その中で変わらず受け継がれてきたのが、「奉仕の理念」と「仲間との絆」であります。周年は、これまでの歩みを振り返ると同時に、未来への方向性を考える大切な機会です。これからの時代において、私たちがどのような価値を地域に提供していくのか、どのように次世代へロータリーの魅力を伝えていくのか、その問いに向き合う節目でもあります。

 例えば、35 周年という機会を通じて、地域社会に何を残せるのか。形に残るものだけでなく、「あのクラブがあってよかった」と思っていただけるような、心に残る取り組みができれば、大変意義深いものになると考えております。その実現のためには、会員お一人おひとりのお力が不可欠です。周年は特別な行事ではありますが、同時に「全員で創り上げるプロジェクト」でもあります。ぜひ皆様のお知恵とお力をお借りしながら、誇りある 35 周年を迎えてまいりたいと存じます。

 結びに、これまでクラブを築いてこられた先輩方への感謝を胸に、そして未来への希望を持って、次年度の節目に向けて一歩一歩進んでまいりましょう。