会長挨拶

会長挨拶

 本日は、福島県人会の皆さまと共に、今年で 16 回目を迎える「東日本大震災避難者交流会」を開催できましたことを、心から嬉しく思います。

 震災から 14 年という年月が経ち、この間、16 回もの交流会を続けてこられたのは、福島県人会の皆さまのご尽力、そして避難者の皆さまの前向きな歩みがあったからこそだと思います。続けることの大切さと、その積み重ねが生む温かなつながりを、あらためて実感いたしました。

 そして何より、この交流会で一番良かったことは、避難された皆さまの“元気なお顔”を拝見し、直接お話しできたことです。「お元気でしたか?」「最近はどう過ごされていますか?」そんなやり取りができることこそ、この会の一番の価値だと感じました。

 そして希望に満ちたエピソードを伺いました。

 そのひとつが、避難してきた当時はまだ小学生だった子が、今ではプロ野球選手として活躍しているというお話です。慣れない環境、生活の変化、それらを乗り越え、夢を実現した姿は、私たちに大きな勇気を与えてくれます。

 また、山梨で学び続け、大学へ進学した若者がいるというご報告もありました。震災を経験しながらも前に進む力を失わず、未来を切り開いたその歩みは、地域の支援とつながりの大きな成果です。

 交流会とは、単なる集まりではなく、「復興の時間を共に歩んできた証」であり、「人と人のつながりが、新しい希望をつくる場」でもあります。

 私たちロータリアンが大切にする「奉仕の心」は、こうした長い時間の積み重ねによってこそ形になるのだと、改めて実感しております。これからも地域と人を支える歩みを進めていければ幸いです。