会長挨拶
井上 清美
9 月は「基本的教育と識字率向上月間」です。
読み書きができるというのは当たり前のように思えますが、世界ではまだ 7 億人近い人が文字を自由に読めません。
私も学生時代、英語の教科書を見て「これでは識字率ゼロに近いな」と思ったことがあります。
しかし読み書きの力がなければ、情報もチャンスも得られない。だからこそ教育は「未来へのパスポート」なのです。
同時に、日本では自然災害が多発する時期でもあります。防災や減災の知識は、まさに「命を守る教育」と言えるでしょう。
皆さん、非常持ち出し袋の中身、最後に確認したのはいつでしょうか?私の場合、「お菓子を入れておいたはずが、気づいたら自分で食べてしまっていた」なんてこともありまして、定期的な点検の大切さを痛感します。
識字も防災も共通しているのは、「学び続けることが大事」という点です。学びは人生を守り、そして希望を生みます。私たちロータリアンは、教育を支え、防災の意識を広げることで、地域と世界により安全で明るい未来をつくるお手伝いができるはずです。
どうか本日も、皆さまと共に「学び」と「備え」の大切さを胸に、ロータリーの活動を進めてまいりましょう。