会長あいさつ

2025~2026年度 テーマ
私は2006年12月に入会して以来、この素晴らしいロータリークラブの一員として様々な活動に参加してまいりました。入会当初は右も左も分からない状態でしたが、諸先輩方の温かいご指導と会員の皆様のご支援により、ロータリーの精神を少しずつ学び、成長することができました。
この19年間の奉仕活動を通じて、私が最も大切にしてきたのは「個人の個性を輝かす」ということです。私たちロータリークラブの真の力は、異なる経験、専門知識、視点を持つ会員が集まり、それぞれの個性を最大限に発揮することにあると信じています。一人ひとりが自分らしさを大切にしながら、共に活動することで、より豊かな奉仕の実現が可能になります。
2025-26年度の国際ロータリー会長が提唱されている「多様性を通じて世界に変化をもたらす」という理念にも通じるように、私たちも「ハーモニー」を大切にしています。オーケストラが様々な楽器の音色を調和させて美しい音楽を奏でるように、私たちも異なる考えや価値観を尊重し合いながら、一つの目標に向かって協力することが重要です。
特に現代社会において、ロータリークラブの活動は「ソフトパワー」の実践そのものだと考えています。強制や圧力ではなく、奉仕の精神や文化交流、教育支援などを通じて、人々の心に訴えかけ、社会に前向きな変化をもたらすことが私たちの役割です。このソフトパワーを活かし、地域社会の課題解決に貢献することで、ロータリーの価値をさらに高めていけると信じています。
今年度、私たちクラブは“Sustainovation”「持続可能な未来へ、奉仕と革新で繋がる」をテーマに掲げ、活動してまいります。このテーマには、伝統的な奉仕の精神を大切にしながらも、変化する社会のニーズに対応するための革新を取り入れ、未来への持続可能な発展を目指すという想いを込めています。
さて、来年度は当クラブ設立35周年という記念すべき節目の年を迎えます。佐藤次期会長のもと、新たな歴史の一ページを刻む重要な時期となります。私たちがこれまで築いてきた伝統と実績を、次年度35周年を迎える佐藤会長に確実に繋げていくことが、現在の私たちの使命であると考えています。
最後になりますが、これからもロータリーの理念「超我の奉仕」の精神を胸に、会員一人ひとりの個性を大切にしながら、地域社会への貢献を続けていきましょう。カマルゴ会長の掲げるビジョンのように、私たちの多様性を強みに変え、ソフトパワーを発揮して世界に前向きな変化をもたらす一助となれるよう、共に歩んでいきましょう。
皆様のさらなるご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げ、会長としての挨拶とさせていただきます。