会長挨拶

会長挨拶

 皆さま、 こんばんは。24 日の山梨第2グループ「インターシティミーティング」に出席くださいました会員の皆さま、 ありがとうございました。

 さて、今月ももう少しですが、3 月は 7 つの重点分野の一つである「水と衛生月間」です。私たちは、毎日当たり前のように、飲用、 お風呂、 トイレと水を使用していますが、世界には、十分な衛生施設を利用できない人々が 25 億人以上います。また、 汚染された水により下痢疾患を患い、命を落とす子どもたちが毎日 3000人(20 秒に 1人)いるといわれています。RI は「水と衛生」に対して、地域社会が長期的に水を確保し衛生施設を維持できるよう支援するほか、水と衛生に関連する研究支援・人材育成にも力を入れています。きれいな水は、人間の基本的ニーズの一つで、人々がより健康で、実りある生活を送ることを可能にします。また、 RI は井戸を掘ったり、雨水貯蔵システムを設置したりするだけでなく、 それらの設備を維持する方法を地域の人々に教えてきました。飲水がないために亡くなる人は少ない一方、汚染された水を飲むことによって病気に罹る人は、数百万人にのぼるため、発展途上国で衛生設備の整備にも取り組んでいます。下水や汚水タンクと繋がった水洗トイレを提供すると同時に、手洗いやその他の衛生習慣を推進しています。

 13 年前の東日本大震災、今年正月の能登半島地震どちらも、被災者が災害直後に一番不足していると訴えていたのが、水でした。自然災害の多い我が国では、水の問題は決して他人事ではありません。

 水を十分使用できることに感謝して、 水の重要性について改めて考えたいものです。