「世界ポリオデー」に因んだ募金活動

「世界ポリオデー」に因んだ募金活動

深澤 壽

 去る10 月5 日( 水)、当クラブメンバ-―と山梨英和高校IAC メンバーと甲府シティ育英奨学金事業奨学生が参加して、JR 甲府駅において「世界ポリオデイ」に因んでポリオ撲滅のチラシ配布や募金活動が行われました。

 1979 年9 月、国際ロータリーは、フィリピンで、生後3 か月から36 か月の子ども約600 万人に対して、5 か年計画のポリオ免疫活動を始めました。これが、ロータリーかポリオ撲滅に取り組んだ第一歩です。1985 年、国際ロータリーでは、ロータリー創始80 周年に当たって、「ポリオ・プラス計画」を発表。日本国内では、募金総額40 億円を最終目標として、1986年7 月から、5 年計画のポリオ・プラスの募金キャンペーンが始まりました。日本中のロータリアンの積極的に取り組み、このキャンペーンが展開されていた198年7 月から1991 年6 月までの5 年間で、目標額をはるかに超える約49 億円の寄付金を集めることができました。国際ロータリーでは、1989 年6 月までの3 年間をキャンペーン期間としていましたが、この間で米貨2 億4,700 万ドル(約270 億円)を集めました。これは目標額の2 倍に相当します。

 エンドポリオに向けた国際ロータリーの取り組みは、1988 年、世界保健機関(WHO)、ユニセフ、アメリカ疾病対策センター(CDC)とともに、世界ポリオ撲滅推進計画(GPEI)の発足に携わりることに始まり、以来、世界でポリオ感染数は99%減少し、毎年35 万件あった感染は、2012 年にわず か223 件にまで減少しました。2013 年は、さらにこの数が減少するだろうと期待されています。現在も感染が続いている国は、アフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンの3 か国です。しかし、国境を超えて人が行き来をする現代、ほかの国にもウイルスが流入して感染が広がる可能性があるため、完全な撲滅まで、予断をゆるさない状況です。

 2007 年11 月26 日、国際ロータリーは、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団と協同して、世界ポリオ撲滅に必要とされる2 億米ドルを投入することを発表しました。ゲイツ財団から1 億ドルの補助金を受領したロータリー財団は、この時点から3 年間にこれと同額の資金を調達するための募金活動を行っていくことになりました。

2009 年1 月、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団は、国際ロータリーに対して、さらに2 億5,500 万ドルを寄付。国際ロータリーではこれを受けて、2012 年までにさらに 1 億ドル、2007 年11 月にスタートしたものと合わせて2 億ドルの資金を集めることを表明しました。全世界のロータリアン(ロータリークラブ会員)は、「ロータリー2 億ドルのチャレンジ」と称し、ポリオ撲滅のための資金集めをした結果、その6 月を待たずに目標額達成しました。ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団は、この功績に対し、さらに5,000万ドルを国際ロータリーに寄付しました。