会長あいさつ


2022~2023年度 テーマ
「THINK DIFFERENT」
(発想の転換)
甲府シティロータリークラブ
第31代 会長       
窪 田 浩 之

■大きく変化する社会への対応
 新型コロナウイルス感染症拡大は世界を変えました、永遠に続くと思っていた日常が一変致しました、すぐに収束すると思っていた期待もすでに、第5派 6派、気が付けば2年余り続いています。
 また、ウクライナの戦時という大きな出来事がおこりました、この2つのことは、まるで時代が逆戻りしているかのようです。
 私たちは大きな社会の変革の時を迎えていると言えます。コロナウイルスの拡大は働き方を変えています。また、ウクライナの出来事は私たちの生き方さえも変えようとしています。
 同時に、地球温暖化(SDGs)もさらに加速しています。皆さんは溶け行く氷河やそこに生きる北極の白熊の姿や、沈みゆくツバルの映像は日常的に見ることでしょう。しかし、多く人が他人事のように今は感じているのではないでしょうか。
 このことは決して他人事ではありません、ただ気温が上がっただけではないのです、気温の上昇は、ハリケーンや洪水をもたらし、日常生活を脅かすだけでなく、経済活動さえも停止してしまいます。
 世界の経済は損害保険で保たれています、それが成り立たない、すなわち経済が成り立たないことになるのです。
 菅総理は2050年カーボンニュートラルを宣言いたしましたが、世界も日本もESG金融の拡大など脱炭素に向けた取り組みが急加速しており、新たな制度補助金などが導入されています。
 こういった様々な社会の変化から、私たちの職業を通じた奉仕活動も変わらなければなりません。
 今こそ「THINK DIFFERENT」発想の転換が必要です。

 ■2022年~23年 RI会長 ジェニファー・ジョーンズ氏は
 「IMAGINE ROTARY」(ジョンレノン由来?)をテーマに
 適応と改革 変化をもたらすことを目指しています、女性としては初めての会長となりました。まさに、ロータリーの多様性の時代、変革するRC象徴であり、大きなパラダイムが変わる時です。

 ■私ども甲府シティRCもそういった、社会の変化に対応しなければなりません。今年度、テーマは「THINK DIFFERENT」(スティーブ・ジョブズ由来)は「発想を転換しよう、時代に即したクラブに変えてゆこう」です。
 伝統は守り、発想の転換を行います、福島被災者支援事業やよろず相談、県立大奨学金といった奉仕活動は継続し、DEIの定義に基づき、発想や会員増強や例会運営、広報は転換してまいります。

 ・本年度目標・取り組み

 1⃣ D(ダイバーシティ):
 甲府シティRCは女性の会員を多く輩出してまいりました。RIは30%の女性会員を目指しています。また、夜間例会だから入会した会員も多く存在します、私もその一人です。
 女性会員や、夜間だから、経営者でなくても可能なダイバーシティな時代に対応したあらゆる立場地位に関係のない会員の増強を目指します。
 5名増員 50名を目指します。

 2⃣ E(公平さ):
 新しい社会の情報や変化を共有する機会を増やします。
職業にも時代の変化とともに新しい考え方に進化しています、DX(デジタルトランスフォーメーション) SDGs 地球温暖化(ゼロカーボン) ESG金融 メタバース などです。会員が社会変化の情報を共有する機会を増やして、職業奉仕の機会につないでまいります。
 オンラインでの例会は機会を増やすことにつながります、出席率を高め、例会場から遠隔地の会員を増やし、出張先からも参加できる、また、講師も遠隔地からの講義を可能にする、リアル+バーチャルなハイブリッドでの例会を行ってまいります。

 3⃣ I(インクルージョン):
 会員相互の職業を知り、例会内で会員の職業へ取り組みを発表する時間を作り、連携した職業奉仕になど、さらなる職業奉仕につなげる機会としてまいります。
 環境づくりという意味では、開かれたロータリーのイメージが必要です。
 奉仕活動や外部講師を招いた例会は、HPに動画で掲載、ユーチューブにのせ、甲府シティの取り組みを開かれたものとし、広報してまいります。
 親睦活動も大切に、家族も楽しめる、新たな親睦に取り組んでまいります。

ロータリーの定義でのDEIとは
Diversity(多様性):ロータリーはあらゆる背景を持つ人や幅広い文化、経験、アイデンティティの人を歓迎します。
Equity(公平さ):ロータリーは、クラブ会員の公平な扱いと機械の均等を保つよう努めます。
Inclusion(インクルージョン):ロータリーは、あらゆる人が歓迎されていると感じ、尊重され、会員として大切にされるクラブの環境づくりに力を注いでいます。