会長あいさつ
2024~2025年度 テーマ
Ⅰ.RI会長 アーチック会長の2024-2025年度 テーマ講演を受けて
今年のロータリーのテーマは、「THE MAGIC OF ROTARY」です。
それについてのテーマ講演が行われたので、ポイントを抜粋してみました。
1.「ポリオの根絶」そして、ポリオ根絶のための資金集めが重要である。
2.「分断された世界を癒す」すなわち平和構築のための行動が大切である。
3.「行動計画」に基づいて社会のニーズを踏まえD(多様性) E(公平性)I(インクルージョン)を理解し、クラブが変わることの重要である。
4. 平和構築の手段の一つとして、「4つのテスト」を実践することが重要である。
5.「4つのテスト」の実践により、自分の中に平和を見出し、それが世界平和につながることを認識すること
まとめると「4つのテスト」を実践し、「行動計画」に基づいてロータリアン、ロータリークラブが変わることで、社会が変わり、世界平和につながるということだと思います。
アーチック会長は4つの優先事項を掲げています。
1. ポリオ根絶活動
2. 会員増強
クラブでの魅力的体験
DEIを理解し帰属意識を高める
3. 平和構築
分断された世界を癒す
「4つのテスト」は、世界構築の手段
4. 継続性
指導的立場にある人たちが前任者、後任者と協力し、クラブが取り組んできたことや根付いてきたことに目を向ける。
私は、RI会長の言う「THE MAGIC OF ROTARY」(ロータリーが人を惹きつける不思議な力)を発動するには、3つのプロセスがあると考えます。
1. 会員個人がロータリーの持つ理念(行動計画、4つのテスト)を理解し実践すること
2. その理念に基づいて、社会のニーズを受け止め、奉仕活動を構築し実践すること
3. よい結果を残すこと
それによってロータリーの公共イメージが上がるとともに、世の中が良くなり、世界平和が構築され、結果として、会員増強につながると思います。
そのことを踏まえてクラブの方針を作りました。
Ⅱ.テーマ
世の中を良くしよう
世の中を良くするとは、多くの人々が幸せと感じられる世界を作ることだと思います。
ロータリークラブは、奉仕の理想ということを言っています。
奉仕とは、利害を離れて国家や社会などのために尽くすことです。
ロータリークラブとして、ロータリアンとして、世の中を良くするために何ができるか、既存の奉仕活動を実践しながら、皆様とともに改めて考えていく1年にしたいと思っています。
Ⅲ.具体的行動指針
A.内から外へ
世の中をよくしていくための前提として、ロータリアン自身が変わっていくことが重要だと思います
それが、世の中を良くする一歩だと思います。
ロータリアン自身が素晴らしい人格に変わり、次に家族、会社、地域社会と自分の周りを身近なところから良くしていくのです。
では、どうするか
それは、4つのテストを身に着け実践することだと考えます。
ロータリアンとしては、4つのテストを心の底から身に着け実践することが大切だと思います。4つのテストは、お題目ではありません。その内容をしっかり理解し実践することに意味があると思います。
4つのテストの理念ですが、大変素晴らしいものです。
ロータリークラブの退会者が多い原因のひとつは4つのテストが実践されていないことにあると思っています。
ロータリアン自身が4つのテストを実施していないから、会員同士に信頼もないし、クラブが面白くないと考えます。
1.真実かどうか
これが一番重要だと思います。これがすべての始まりです。
「正見」という言葉があります。
これは、物事を自分の意見、考え、立場を捨てて、第三者的立場で物事を見ることです。
自分の立場を白紙にし、中立的に物事が見るから真実を見極められることができるということです。
2.みんなに公平か
真実がつまびらかになれば、それに基づいて公平な行動できます。
3.好意と友情を深めるか
ロータリーでは超我という言葉を使いますが、超我になることは非常に難しいことです。
自我を捨て、自分さえよければという気持ちがなくなり、他人を大切にしていこうとすれば自然と好意と友情は、深まると思います。
4.みんなのためになるかどうか
真実を見極め、自我を捨て奉仕活動すれば、みんなのため、すなわち世のため人のためになると思います。
それこそがクラブのテーマである「世の中を良くする」第一歩であると思います。
そして、最後に4つのテストの頭に「言行はこれに照らしてから」とありますが、ぜひ、実践していただきたいのが、4つのテストに基づいた発言をするということです。これは、DEIの行動規範の中にも「他者を尊重する言葉を使う」とあります。
嘘をついたり、人を陥れるために話を作ったり、これはもちろんのこと、一時的に感情にまかせて発言する。こんなことをしていてはロータリアン失格です。「正語」という言葉があります。これは素直な心で相手の心になって語ること常に調和のある言葉を心がけることです。
強制ではありません。ぜひ、ロータリアンの皆様には、4つのテストの意味を理解し、日々の生活をしていただきたいと思います。
B.ロータリークラブとして、何をするか、
いくつかのキーワードを用意しました。また、アーチック会長の優先事項の中に「継続性」とあります。既存の活動を行いながら、新たな活動を構築していきたいと思っています。
1.職業奉仕について職業奉仕の前提として、ロータリアンが奉仕の理想に基づいて行動できるかが最初だと思います。「正業」という言葉があります。これは、職業を通して、個人の人格を高めるともに、世の中を良くしていくことです。
ロータリーでは、職業奉仕とは、
(1)雇主、従業員、同僚への誠実、忠実さ、職業上で知り合った人すべてへの公平に扱う
(2)自己の職業上の手腕を社会の問題やニーズに役立てること
と言っています。
利益のため、自分のためなら、何でもやっても構わないようなそんなことがあってはなりません。
今年は、職業を通して、どうしたら世の中を良くしていけるか、皆様と共に考えていきたいと思います。
ひとつのキーワードとして、「ソーシャルビジネス」について改めて理解を深めていきたいと思います。
活動としては、
「暮らしのよろず相談室」と「職場訪問例会」は、実施します。
アーチック会長の優先事項の中に「平和構築」とあります。
そのために、「青少年交換事業」を再開するための理解を深めていきたいと思います。
この事業は、「平和構築」ためにすぐにできる事業だと思います。
また、この青少年交換事業は、ロータリアンの子弟が参加できる唯一のプログラムです。この事業は国際感覚を持った優秀な人材を育成するとともに、この事業に関わった人々が異文化交流によって、国家、宗教、文化を超え、相互理解を深めることができ、DEIを理解するには最高のプログラムです。世界が混沌としている中で、ロータリーだからこそできる、世界平和実現のために手軽に行える事業であると思います。また、これを行うことはロータリーの責務であると思います。
いかに、ロータリアンの皆様がこのプログラムについて理解をし、さらに、実施できるか、とても重要な課題だと思います。
アーチック会長の優先事項の中の「継続性」ということを踏まえて、既存の活動の「東日本大震災被災者交流会」、「ごみを拾って芋煮会」、「ポリオ募金活動」は、実施します。
それとともに、会員の皆様が住んでいる地域社会で何を今、必要としているかを考えて、新たな奉仕事業に取り組めたらいいと思います。
一年かけて、何をしたら世の中が良くなるかを皆様と共に考えていきたいと思います。
「会員増強」はアーチック会長の優先事項です。できれば純増5名を目標としたいです。一方、この前提として、「ロータリアンが変わることなくして会員増強無しだ」と思っています。
ロータリアンが穏やかで、クラブが楽しい雰囲気に包まれ、楽しく活動していれば、自然に成功者が集まってくると思います。「4つのテスト」の実践することが会員増強の鍵だと思います。
また、会員増強の根本は、特色あるクラブ作りをすることだと言われています。
そのために、「穏やかで楽しいクラブ」を作っていきたいです。
また、「炉辺会議」を2回開催し、さらに新会員をフォローするバディー制度を導入したいと思います。
「所沢中央クラブとの合同例会」は、実施します。
6.ロータリー情報委員会「クラブフォーラム」は、実施します。
今回の委員会構成ですが、新しい会員に委員長をお願いしています。
副委員長は、ベテランの会員に基本的になってもらっております。
ぜひ、委員長の方は、副委員長にアドバイスをもらってください。
その時は、ぜひ、優しくアドバイスしていただけたらと思います。
「実践なくしてロータリー無し」です。
「THE MAGIC OF ROTARY」を起こすために
1年の中でいずれかの奉仕活動に参加してください。そして、世の中を良くするためにはどうしたらいいか共に考えていきましょう。
親睦にも力を入れたいと思っています。
最後になりますが、非力ながら、頑張ります。多々、失敗はあると思いますが、ロータリーの友情で許してください。よろしくお願いいたします。